スマホやインターネットは、私たちの生活に不可欠なインフラとなりました。しかし、それだけに毎月かかる通信費が悩みの種になるケースも多いことでしょう。
本記事では、スマホやインターネットなどの通信費を安くする削減効果抜群のおすすめ契約方法を解説します。
3大キャリアのスマホのみの利用では通信費が高くなる
通信費が高くなる理由は、3大キャリアのスマホのみを利用しているからです。毎月たくさんのデータ容量を使うなら3大キャリアにもメリットがありますが、通信費を安くする観点ではデメリットの方が大きいです。
3大キャリアのスマホ料金
3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)各社のスマホ料金について見ていきましょう。料金価格はいずれも税込価格で、カッコ内は割引適用後の金額になります。割引内容については各社異なりますが、この点についても後述しています。
ドコモ
■ギガホプレミア(4G LTE)
・無制限:7,205円(4,818円)
・3GB以下:5,555円(3,168円)
■ギガライト(4G LTE)
・1GB:3,465円(2,178円)
・3GB:4,565円(2,728円)
・5GB:5,665円(3,278円)
・7GB:6,765円(4,378円)
■ドコモの割引の内訳
・ファミリー割引3回線以上:1,100円
・ドコモ光セット割:1,100円
・dカードお支払割:187円
ドコモのスマホプランは、無制限の「ギガホプレミア」と、データ容量7GBを上限とした段階定額制の「ギガライト」の2パターンです。
無制限のギガホプレミアも、月のデータ使用料が3GB以下であれば5,555円と1,650円割引されます。ドコモは無制限なら7,205円、7GBは6,765円、1GBでも3,465円という料金体系です。
au
■使い放題MAX 4G LTE/5G
・無制限:7,238円(4,928円)
・3GB以下:5,588円(3,278)
■ピタットプラン 4G LTE
・~1GB:3,465円(2,178円)
・1GB~4GB:5,115円(3,278円)
・4GB~7GB:6,765円(4,928円)
■auの割引の内訳
使い放題MAX | ピタットプラン 4G LTE | |
家族割プラス3人以上 | 1,100円 | 1,100円 |
auスマートバリュー | 1,100円 | 550円 |
2年契約N適用 | – | ~1GB:3,278円 ・1GB~4GB:4,928円 ・4GB~7GB:6,578円 |
au PAYカードお支払い割 | 110円 | – |
auの料金プランは、4G LTEと5Gが同額の無制限プラン「使い放題MAX」と、4G LTE向けの段階定額制「ピタットプラン 4G LTE」の2通りです。
データ容量無制限の「使い放題MAX」でも、月間3GB以下の使用なら1,650円の割引となります。auは無制限で7,238円、段階定額制でも3,465円~6,765円という料金体系です。割引の内容はプランによって異なり、「使い放題MAX」の方がやや割引額が多めです。
ソフトバンク(4G LTE/5G)
■メリハリ無制限
・無制限:7,238円(4,928円)
・3GB以下:5,588円(3,278円)
■ミニフィットプラン+
・3GB:5,478円(4,378円)
・2GB:4,378円(3,278円)
・1GB:3,278円(2,178円)
■ソフトバンクの割引の内訳
・おうち割光セット:1,100円
・みんな家族割3回線以上:1,210円(ミニフィットプラン+は対象外)
ソフトバンクも4G LTEと5Gが同額でデータ容量無制限の「メリハリ無制限」と、段階定額制「ミニフィットプラン+」の2パターンの料金プランです。
無制限はドコモやauと同様に、月のデータ使用量が3GB以下なら1,650円割引されます。ソフトバンクの料金体系は、無制限7,238円、段階定額制は1~3GBの間で3,278円~5,478円です。
「メリハリ無制限」は、おうち割光セットに加えみんな家族割も適用されるため、同じ3GBでも無制限プランの方が料金が安くなります。2GB以上の利用で家族で加入するなら、メリハリ無制限の方が適しているでしょう。
格安スマホの料金
続いて、格安スマホの料金も見ていきましょう。3大キャリアのスマホ料金と比較して、どのくらい安いのかご覧ください。格安スマホ(SIM)は多数ありますが、その中からOCNモバイルONE、LIBMO、Y!mobile(ワイモバイル)を例に取り上げてみました。
OCNモバイルONE
■OCNモバイルONE料金プラン
・500MB:550円
・1GB:770円
・3GB:990円
・6GB:1,320円
・10GB:1,600円
OCNモバイルONEは格安スマホの中でも特に料金が安く、データ容量500MBのプランはなんと月額550円です。10GB使っても1,600円となっており、3大キャリアの料金との差は歴然ですね。
LIBMO
■LIBMO料金プラン
・3GB:980円
・8GB:1,380円
・20GB:1,991円
・30GB:2,728円
LIBMOは、光回線の@TCOMヒカリも提供するTOKAIコミュニケーションズの格安スマホになります。
3GBは月額980円とかなりの格安です。
LIBMOはスマホをたくさん使いたい方にも向いており、20GBは1,991円、30GBも2,728円とリーズナブルな料金設定です。
Y!mobile(ワイモバイル)
■シンプルプラン
・S/3GB:2,178円
・M/15GB:3,278円
・L/25GB:4,158円
Y!mobile(ワイモバイル)は、ソフトバンクグループの格安スマホサービスです。料金プランは文字通りのシンプルプランで、S/M/Lの3通りになります。
データ容量3GBから25GBの間で、月額料金は2,178円~4,158円になります。ただ家族割引サービスを適用すると、2回線目以降月額1,188円割引されるので、さらにお得に利用することも可能です。
例えば家族4人で3GBに加入すると、パパの1回線目は月額2,178円ですが、家族の分は月額990円に割引されます。つまり家族全員でも、月々のスマホ料金をたった5,148円に抑えられるのです。
格安スマホは料金が安く、データ容量に応じてプランを決められるので、お子さんの使いすぎ防止にも適しており、ご家族での加入にもメリットがあります。
10GB以下なら格安スマホが断然安い
3大キャリアと格安スマホの料金を見てきました。こうして比較してみると、格安スマホの方が断然安いですよね。データ容量3GBで比較しても、ドコモが4,565円なのに対し、OCNモバイルONEは990円になります。
(出典:OCNモバイルONE公式サイト)
毎月40GBや50GB以上もスマホを利用されるなら、3大キャリアを選ぶ方がいいかもしれません。しかし、10GB以下の使用なら、格安スマホの方が通信費を大幅に安くできます。
光回線と格安スマホをセット利用すると安くなる理由
スマホは単体で契約するより、光回線とのセット利用する方が通信費の削減効果があります。
3大キャリアにも基本料金の割引がありましたが、ドコモの「ドコモ光セット割」、auの「auスマートバリュー」、ソフトバンクの「おうち割光セット」は、光回線(インターネット)とのセット加入になります。
基本料金の安い格安スマホと光回線を組み合わせれば、生活全体にかかる通信費をまとめて大幅に安くすることが可能なのです。
在宅時は光回線のWiFiを使えばスマホ代はかからない
光回線は安定した高速通信に強みがあり、ご家庭でのYouTubeやNetflixなどの動画の視聴、オンラインゲーム、ネットショッピングなどの多様なスタイルに対応した快適なインターネット環境を実現します。
これに加え、光回線は有線接続だけでなく、WiFiルーターを繋ぐことでご家庭での無線通信も可能です。帰宅後にもスマホやタブレットを使う場合には、WiFiによる無線通信によって、リラックスしてインターネットを楽しめます。
この時、スマホやタブレットはWiFiで光回線に接続しているため、データ容量は減っていません。つまり、ご家庭に光回線があれば、帰宅後のスマホ料金は実質無料にできるということになります。
光回線にWiFi接続することで、ギガの大幅な節約に繋がるのです。必要なのは日中のギガだけのため、スマホの料金プランもそれに応じて安くできます。
スマホは10GB以下のプランがおすすめ
光回線とスマホをセット利用する場合、スマホはデータ容量10GB以下のプランがおすすめです。日中に使う分だけのギガがあればいいので、データ容量は10GB以下で十分足りるでしょう。
YouTubeやNetflixなどの動画はテレビやパソコンで視聴するので、高速で安定した有線接続の光回線がおすすめです。オンラインゲームも通信の速度と安定度がプレイの快適さに直結するため、やはり有線接続の光回線が適しています。
安定した高速通信が必要なシーンではご家庭の光回線を利用するので、スマホのデータ容量は10GB以下に抑えることができます。LINEやSNSなどのツールをたくさん使っても、スマホのデータ容量は10GBに満たないことがほとんどだからです。
光回線とのセット利用によって節約できる分だけ、ぐっとスマホのデータ容量を抑えるとともに、料金も安くできてしまいます。
光コラボはキキャンペーンが豊富でおすすめ
次に迷ってしまうのは、光回線選びになるでしょう。光回線業者も多数あるため、いったいどれを選べばお得なのか分かりませんよね。そこでおすすめなのは、「光コラボ」になります。
光回線とは、NTT東日本・西日本が提供するインターネット回線のことです。NTT東日本・西日本は自社ブランドの「フレッツ光」を持っていますが、それ以外でこの光回線を利用して独自サービスを提供しているのが「光コラボ」業者です。
光コラボ業者の多くは「○○光」という名前でサービスを展開しており、キャッシュバックなどのキャンペーンが充実しています。光コラボのキャンペーンと格安スマホを組み合わせれば、最大限に通信費の削減が可能です。
OCN光とOCNモバイルONEの組み合わせがおすすめ
最後は、通信費を最大限に安くできる、おすすめの光回線OCN光と格安スマホOCNモバイルONEの組み合わせについてご紹介します。
OCN光とOCNモバイルONEセット利用でスマホ料金が割引に
OCNモバイルONEは、データ容量1GBなら月額770円から利用できる格安スマホです。これだけでもかなりの格安ですが、OCN光とのセット利用なら、さらにここから月額220円が割引される大変お得なプランとなっています。わずか550円で、スマホが使えてしまうのです。
この割引は、最大5契約まで適用されます。例えば家族5人みんなで1GBに加入すると、1カ月の料金は2,750円になります。この金額は1人分のスマホ料金ではありません、”家族全員”の料金です。
(出典:OCNモバイルONE公式サイト)
OCNモバイルONEなら、お子さんだけでなく、高齢になったご両親のスマホデビューにも最適です。パパとママは10GB、お子さんは3GB、電話とメールでだけで十分なご両親は1GBと、利用スタイルで応じて柔軟な料金プランを選べます。
帰宅後はご家庭の光回線をWiFiで使うので、家族全員のスマホ料金を10GB以下にできますし、さらに全員分が毎月220円割引されるので通信費は大幅に安くなります。
OCN光はキャンペーンが充実していてお得
(出典:OCN光申込サイト)
光コラボのOCN光の方も、キャンペーンが充実しており、通信費削減にとても効果的な光回線です。
■OCN光の月額料金とキャンペーン
月額料金 | 戸建て5,610円 マンション3,960円 |
工事費 | 戸建て19,800円 マンション16,500円 |
料金割引額 | 1,210円/月(2年自動更新型割引) |
キャッシュバック額 | 37,000円 |
キャッシュバック時期 | 最短3カ月後 |
OCN光の月額料金は戸建てだと5,610円、マンションだと3,960円になります。ご家庭の光回線は長期利用が多いため、2年契約を選択すると月額1,210円の割引が適用されるのでおすすめです。
OCN光の工事費は有料で30回払いとなります。新規に光回線を導入する際は、最大でも戸建てで19,800円、マンションで16,500円の工事費です。
また、OCN光はキャッシュバックキャンペーンを実施しているため、お得に始めることが可能!
さらにキャッシュバック時期も最短3カ月後と早いのも、素晴らしいポイントになります。光回線のキャッシュバック時期の中には、auひかりのように36カ月後や24カ月後というケースもあります。こうした比較からも、OCN光は早くキャッシュバックが振り込まれるので、メリットに感じるユーザーが多いでしょう。
NTTグループだから繋がりやすさも安心
OCN光とOCNモバイルONEの安さについてはお伝えしましたが、光コラボや格安スマホの通信速度や繋がりやすさが心配という方もおられるのではないでしょうか。
(出典:OCNモバイルONE公式サイト)
OCN光とOCNモバイルONEは、光回線を提供する「フレッツ光」のNTT東日本・西日本やドコモと同じNTTグループの会社です。そのため、光回線やモバイル通信のインフラはNTTやドコモと同じものを利用しています。OCN光とOCNモバイルONEは安いだけでなく、NTTグループのため回線も安定していてかつ高速、繋がりやすく快適に使えるのです。
光回線の通信には接続方式の規格があり、OCN光は高速な「IPoE接続」を採用しています。さらに最近ではさらに高速な「IPoEアドバンス」の提供も開始したため、ライブ配信、オンラインゲーム、テレワークで快適なインターネット環境をお求めの方にもおすすめです。
料金が安いと、サービスの質も低いのではと疑問に思うのは自然なことです。しかし、OCN光とOCNモバイルONEはこれに当てはまりません。高品質のサービスとリーズナブルな価格を両立させ、通信費を大幅に安くしながらも快適にインターネットとスマホを利用することができます。
まとめ
通信費を安くする削減効果抜群のおすすめ契約方法について解説しました。通信費が高くなってしまうのは、3大キャリアのスマホのみを利用しているのが原因です。
3大キャリアのスマホは30GBを超えるデータ容量には適しますが、動画視聴やオンラインゲームなどの大容量通信なら安定して高速な光回線の方がおすすめです。
光回線でWiFiを使えば、帰宅後のスマホ利用ではギガの節約に繋がります。データ容量は日中の分だけあればいいので、データ容量を少なくしてスマホ料金を安くすることが可能です。
光回線と基本料金が安い格安スマホの組み合わせなら、大幅に通信費を削減できます。おすすめなのは、OCN光とOCNモバイルONEの組み合わせです。OCN光とOCNモバイルONEはNTTグループのため、繋がりやすく安定した高速通信で快適です。さらに、セット利用による割引やキャンペーンによって最大限まで通信費を安くできます。